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安東次男 CALENDRIER

はじめまして。よろしくお願いします。

《注意》
 このホームページは、安東次男の詩のファンである大黒壱円がつくりました。
 このホームページの解釈は、大黒壱円の解釈にしかすぎません。
 このホームページは、安東次男氏本人とは直接の関連はなにもありません。
《目的と方針》
安東次男の詩画集『CALENDRIER』、および詩画集『人それを呼んで反歌という』を読むことが、このホームページの最大の目的です。

まず、評論で頻出するフランス語の「イメージの重層性」「言葉の物質感」、評釈集での「匂い付け」と、あと芭蕉の「軽み」について安東次男がどう考えていたか、理解する必要があると思います。

結論を言ってしまうならば、「じつに浅く埋葬する!」の“浅く”とは、芭蕉の「軽み」のことです。ウイルス・ゾンビ―映画じゃあるまいし、「葬られなかった死者の声」が響いてくるわけはありません。

詩画集『CALENDRIER』、詩画集『人それを呼んで反歌という』では、刻み込まれたリトグラフと文章とが強調しあい、たくさんの仕掛けに満ちています。
でも、その両者を実際に手にして、あれこれ検討することは、不可能です。
結果としてですが、例えば思潮社版の現代詩文庫『安東次男詩集』として編集し直された本をあげるならば、安東次男が意図していたかなりの仕掛けが脱落してしまっています。
その思潮社版の現代詩文庫のみからだけでも、安東次男の詩の魅力がわかるように、工夫したつもりです。

このホームページの解釈は、大黒壱円の独断と思い込み、さらに偏見に満ちたものです。また、「安東次男の『狂句』」、「途絶付け」なぞの造語もみられます。
身勝手さに満ちた解釈ではありますが、全体の整合性・一貫性には気をつけて解釈したつもりです。
詩集、評論集、あと評釈集を照らし合わせたとき、くい違いが生じるようであってはなりません。
今後もそうした整合性・一貫性を失わない方針を維持したいと思います。
《引用》
  • ・思潮社 現代詩文庫36 安東次男詩集 1992年9月発行 第9刷
  • ・書肆ユリイカ 現代詩のイメージ 1955年11月発行
  • ・青土社 安東次男著作集 第三巻 1975年4月発行
  • ・青土社 安東次男著作集 第七巻 1975年4月発行
  • ・筑摩書房 風狂始末 1986年6月発行
  • ・岩波書店 存在と意味 廣松渉著 1982年11月発行 第2刷

《初アップロード日》
 平成21年9月15日
 その後、平成27年2月から、平成28年8月までの休眠期間を経て、改めて復活しました。